お約束
この記事をまねしてエンジンを壊したり、ケガをしたとしても漂流工房では責任は取れません。
まねして作業をする場合は自己責任でお願いします。m(__)m
この記事はあくまでも漂流工房での作業記録としてアップしている物です。

2013.03.25.のお話し。

漂流号のヘッドを外すのはこれで2回目なので外す場所も外し方も何もかも分かっているからさくさくと部品を外していってヘッドが取れました。

再びピストンさんご対面

P1380487.jpg
    
今回は腰下なのでクランクまわりまで分解します。
しかし、EF型エンジンはシリンダーとクランクケースが一体になっているタイプですのでクランクを見ようと思うとオイルパンを外してそこからアクセスするようになります。

漂流号(S100Vハイゼット)はエンジンの真下にエンジンメンバーというフレームが付いています。というよりもエンジンメンバーの上にエンジンがくっついているという方が正しいかも。
(笑)
整備工場ではこのエンジンメンバーごと車体から外してエンジンの載せ替えをします。

P1390848-1.jpg

青丸がエンジンメンバーね。
このためにオイルパンを止めているボルトにレンチがかけられないので外す方法を考えます。
よく見るとエンジンメンバーはボルト8本で止まってて、エンジンの荷重を受けるエンジンマウントは違う位置で、なおかつシリンダーブロックからエンジンマウントが取り付けられています。
これならヘッドを外すときに仮に外したエンジンマウントを付けておけばメンバーのバーの部分だけ外せるなぁ。

ということでガレージジャッキでエンジンを支えつつエンジンマウントを元にもどしてエンジンメンバーを取り外しまた。
これで下側からはなんとかレンチが入るかな。

P1380488.jpg

上側は邪魔になるオルタネーター(発電機)やエアコンのコンプレッサーなどの補機類が鎮座しているのでこちらも外しちゃいます。
オルタネーターは問題ないんだけど、少々手間なのはエアコンのコンプレッサー。
中に冷媒が入っているので配管を切り離すとフロンガスが大気放出されちゃうのでなんとか配管を切らずに一時的にとり外してちょっとだけ横によけて作業する計画にします。

外しにくい場所なんだけど、どうにか手持ちのツールをフル活用してなんとか取り外しました。
P1380568.jpg
ぱかっ

ドキドキのオイルパンの中は???

P1380573.jpg
やっぱり。
漏れた冷却水が残っていたのね、
見事に乳化しています。

そしてクランクはというと
P1380575.jpg

サビやスラッジもなくきれいな状態でした。
(^▽^喜)

安心したので今日はここまで〜〜。


ストップ・ロスとは
今日アトレーちゃんの走行距離が77777kmに到達しました〜〜。

P1390837.jpg

キャーq(≧∇≦*)(*≧∇≦)pキャー

(^▽^喜)祝 77777km 祝(^▽^喜)

キャーq(≧∇≦*)(*≧∇≦)pキャー
ワーイ ( ^_^)o-o<※ ☆ パンッ

アトレーちゃんがうちに来たのが2011年の3月
その時の走行距離は約57600kmでした。
それから約2年で20177km、年間約1万kmの走行ですね。
思ったより乗ってないなというイメージですが、よく考えたら漂流号との2台体制で年間約1万kmだからまあ良い線かな。

光ファイバーに関する基礎知識
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2013.03.19.のお話し。

もう一度ヘッドを下ろしてシリンダーの研磨をすることにしたのは良いんだけど、通常はシリンダーの研磨をしようとするとエンジンそのものを車から降ろすことになります。
ハイゼットの場合はエンジンが車体の下側につり下げられるようにして載っているのでエンジンを下ろす場合は下側にエンジンを下ろしてボディをリフトで持ち上げます。

しかし漂流工房にはリフトがありませんから、エンジンを下に下ろしてもボディの下から出すことができません。(T_T) ウルウル

そこで車体にエンジン(シリンダーブロック)を残したままなんとか作業ができないかを先に検証します。
エンジンによって、ピストンを上に抜くタイプとクランクを外して下に抜くタイプとあるのですが、EF型エンジンがどちらなのか確認しておかないと作業が進みません。

幸いにしてドナーとなったおかわりエンジンがあるので分解してみて計画通りにいくかどうかチェックしてみることにします。

P1380291.jpg

オイルパンを外してクランクの様子を確認。
どうやらコンロッドのナット2個を外せばそのままヘッド側にピストンが抜けそうです。
(^。^;)ホッ
しっかし、スラッジで真っ黒になってるなあ。
オイル交換サボるとこんなになるのね。気をつけよう。

コンロッドキャップを取り外してみたら無事にピストンが抜けました。
P1380295.jpg

P1380305.jpg

やっぱりスラッジが付いてますね。
多少は仕方ないのですがこれはちょっと多い気がする。

こちらが大メタル
P1380309.jpg

オイル切れのためにクランクシャフトと大メタルとの間でカジったあとがあります。
こうなっちゃうとクランクも研磨、メタルもサイズ違いの部品を発注して交換する事になるので大修理ですね。
しかし、これはおかわりエンジンの方。使おうと思っている漂流号のエンジンはまだ開けていないので分かりません。
こんな状態にはなってないと思います。

これでエンジンを下ろさずにシリンダーの作業ができることが分かったので一安心。
おかわりエンジン丸ごと買っといて良かったわ。

ピストンリングの取り外しもちょっと練習しておきます。
ピストンリングってすぐに折れちゃうので事前に練習して本番で折らないようにしなくっちゃ。


さて、エンジンの方のばらし方が分かったので漂流号の冷却水系統のチェックをしておきます。
バンパーを外すとラジエターがむき出しになるので冷却水を抜いた後ホースと電動ファンのコネクターを外してラジエターを取り外します。

P1380314.jpg

ラジエターの裏側にあるこの配管2本が室内のヒーターコアに繋がる配管。

P1380320.jpg
これが「サビなどで詰まっているかも?」という仮定が正しいかどうかを確認するためにここにエアを吹き込んでみると、、、、普通にエアが出てきます。
あれ?詰まってないや。
仮定は間違いか。
せっかくだから高圧洗浄機で水を流して洗っておくことにしました。
排水側に適当なホースを繋いで洗浄機でブシャーッと。
やっぱり汚れは出てきました。きれいになったからまあ良いか。

冷却水の吹き返しの原因はもう少し考えてみないといけないけど、可能性が一つは消えたからちょっとは進歩です。

と言うことで今日はここまで。

健康食品
先週の土曜日(2013.03.30)のお話しです。

大阪在住のsigさんが、香川に友達を連れてうどんを食べに来るというのでおすすめのお店を紹介していました。
本当ならお店の道案内等をしてあげたかったのですが、残念ながら土曜日は仕事。
次の日曜日は広島県でレースに行くことが決まっていたのでお会いできないかと思っていたのですが、土曜日の夜に少しだけ時間が出来そうなので宿泊地におじゃましてお話しさせてもらいました。
(^−^)

着いてからさっそく香川のお土産の「しょうゆ豆」と「うどんしょうゆ」を差し上げます。

しょうゆ豆は香川の郷土料理で煎ったそら豆をだししょうゆに漬け込んだ豆で煮豆とはちょっと違う食感が楽しめます。
後で知ったんだけど、こういう料理って意外と他の地方にないんですね。

喜んでもらえて良かったです。

そうこうしてると逆にRAMさんからお土産をいただいちゃいました。(喜)

P1380715.jpg

「りんごはちみつジンジャーシロップ」
その名の通り、りんごとはちみつ、ジンジャー(生姜)が入っています。

写真はすでに開けて飲んじゃってます。
飲んでから写真撮ってないのに気がついた。
(^^ゞポリポリ

炭酸で割って「りんごはちみつジンジャーエール」が定番のようですが、炭酸がないのでお湯割りにしてみました。

まずは一口。
生姜の香りと味が来てからほのかにりんごとはちみつが来ますね〜〜。
ちょっと濃すぎたかな。もう少しお湯を足してもう少し薄めで。
うん!(^-^)コレなら飲みやすくておいしい。

珍しい物をありがとうございました。

いろいろ話をしてるとRAMさんがおもしろいというかかなり機能的な物を見せてもらいました。

固形燃料を使うタイプのコッヘル?鍋セット?と言うか、分類には困るんだけど、軽くて一人分の料理なら十分過ぎるほどに使える調理器具です。
P1380724.jpg

固形燃料の専用ゴトクと鍋大、鍋小、蓋大、蓋小、燃料が全て一つの袋にコンパクトに収まります。

P1380727.jpg

素晴らしい部分はここ。
ゴトクの部分と鍋の底がぴったりとはまり込む構造になっているので屋外の多少不安定な所でもきちんとゴトクの上に載せられます。
軽い装備の場合ゴトクの上に置くだけだとどうしてもバランスを崩しやすいからこういう工夫があるのは重要ですね。

鍋の内側に水量の目安になるメモリがあるし、小さい方の鍋にはかなりしっかり閉まるタイプの蓋がセットされています。
これならごはんが炊けそうです。
固形燃料の量を調整したら釜飯セットのように放置炊飯が出来るかもしれません。

メーカーはと言うと、、、国産品、「ミズノ」ですよ。
こんな良い物出してたんだ。

だけどもうすでに製造中止になってるそうで、今となっては手に入らないのが残念。
良い物なので大事に使ってくださいね〜〜。

RAMさんの車を見せてもらったりいろいろな話をしているとあっという間に11時。
そろそろ出発しないといけないのでここでお開きに。

sigさん、RAMさん、楽しい時間をありがとうございました。また香川に来た時には是非お会いしましょうね。
(^^)/~~


生活習慣病
がんばって今日2回目の更新。

1012.03.19.(火曜日)
一日頭を冷やして冷静に状況分析をします。


まず、エンジン自体はかかったし、タペット音などの異音はなかったからヘッドの組み立て作業そのものに問題はなかった。

そうすると問題なのはあの白煙と、冷却水の温度上昇の二つ。

まずは白煙の方から検証
ヘッド側のステムシールは新品なのでオイル下がりは発生しないはず。

エンジンの回転が上がると白煙が増えると言うことはオイル上がりの特徴だから白煙はオイル上がりと考えるのが妥当でしょう。
分解時にエキゾーストマニホールドに流れ込んだオイルや冷却水の可能性は否定できないけど、エンジンの温度が上がった状態でも出ていたのであまり考えにくいと思う。

オイル上がりと仮定して考えられる原因は

「シリンダーとピストンとの密着が悪い」
ピストンリングが固着してそのすき間からオイルが燃焼室に流れ込んでいる。
しかし、漂流号はオイル管理は良いはずだからピストンリングの固着というのは考えにくい。
ヘッドクラックがいつから発生していたのかは分からないけど、エンジン停止時にヘッドから漏れ出た冷却水がシリンダーにたまり、エンジンをかけた時にピストンリングにスラッジとして固まったのかも?

「シリンダーに傷が入っている」
シリンダーの傷といってもオイルがきれいな状態を維持していたから走行距離相応の傷はあるだろうけどかじったような深い傷はないと思う。
これに関してはもう一度開けてみないと分からないなあ。
ヘッド下ろした時にじっくりチェックしとけば良かった。

「ブローバイガスを戻すPVCバルブの固着」
このバルブが固着して閉じたままだとクランクケースの内圧が上がってオイルが燃焼室に入ることもあるらしい。

これはチェックしてみたけどブローバイガスの固着は無さそう。
それらしき配管をチェックしてみたけど詰まりや固着は発見できませんでした。

「オイルに水が混ざっているために気密性能が落ちてオイルが燃焼室に入った」
これはあると思う。
オイルパンの中に残っている水分があるはずだから。

このどれかだと思うんだけど、中でも可能性が高いのはピストンリングの固着ではないかと。

次に冷却水の吹き返し。

可能性としては
「おかわりエンジンにもヘッドクラックが入っている」
コレは無いな。入念にチェックしたし、冷却水は冷えている時に吹き返しはなかったから。

「エア抜きが不完全でヘッドの水量が少なかった」
コレはあるかも。
漂流号の構造上、ラジエターキャップよりも上にヒーターの配管系統があるからエアが抜けにくいのと、ヒーター回りまでのチェックをし忘れていたから。

「ヒーター水路がゴミなどで詰まっている」
コレも考えられる。ヘッドから冷却水のルートはヘッドから直接ヒーターコアに行くルートとサーモスタットを経由してラジエターに行くルートの2つ。
ヒーターコアに行くルートの方が詰まって水が流れないとヘッドの上側に水蒸気がたまってその水蒸気が吹き返しの元になりうる。
以前に冷却水管理を失敗した時にラジエーター内にサビなどの異物があったからそれがヒーターに残っていたかもしれない。


どっちにしても直すためには腰下を開けるしか方法はないから開けることに決定。
腰下まで分解するとなると通常はエンジンを下ろすんだけど、残念ながら漂流工房に2柱リフトがないのでエンジンを下ろすことは出来ません。
なんとか工夫してシリンダーブロックを車体に残したままピストンを抜く方法で腰下の修理にチャレンジします。

幸か不幸か、おかわりエンジンがあるので分解前に先におかわりエンジンでオイルパンの分解方法や必要な工具や材料をシミュレーションしておきます。


普通に車屋さんだと絶対載せ替えするでしょうね。
その方が作業も早いし、作業工賃も安くなりますから。
(^^ゞポリポリ

と言うことでこれから腰下編に突入します。
車検が4月なのでそれまでに何とかしないといけないというタイムリミットがありますからがんばりますよ〜〜。


定期預金
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