お約束
この記事をまねしてエンジンを壊したり、ケガをしたとしても漂流工房では責任は取れません。
まねして作業をする場合は自己責任でお願いします。m(__)m
この記事はあくまでも漂流工房での作業記録としてアップしている物です。
まあ、まねする酔狂な人はいないと思うんだけどね。(笑)
2013.04.08. のおはなし。
オイルパンとエンジンメンバーが取り付けられたので、今度は外していた補機類(オルタネーター、エアコンコンプレッサー)を取り付けていきます。
取り付けた状態だとオイルパンのボルトまでレンチが届かないので外していました。オルタネーターはコネクターと電線だけだから配線を外すと後はボルトを外すだけだから簡単。
問題はエアコンのコンプレッサーです。
このコンプレッサーを完全に外すには内部のフロンガスを抜かなければならないのでそんな面倒な事は出来ません。そこで、コンプレッサーのみを外して、冷媒配管を繋げたまま、じゃまにならないようにハンドルからつり下げていました。
青丸がコンプレッサーです。
本来の位置へ。
次はオルタネーター(発電機)。
取り付けました。
ベルトが掛かっていないので今は仮止めだけです。
エキゾーストマニホールドの合わせ面に残ったパッキンのカスをきれいに取り去ります。
これは最初にやったんだけど、もう一度チェックしたら汚れがあったので再度クリーニングです。
残っていると排気漏れの原因になりますから。
同様にインテークマニホールドもきれいに清掃。
こちらは角度的に車体の下から見上げるようにしての作業だったのでかなりやりにくかったけどなんとか終了。
エンジンヘッドは再度合わせ面のガスケットカスが残っていないかチェックです。
ヘッドガスケットは試運転の時に回しただけなんですが、ヘッドを外したときにガスケットの一部が剥がれたのと引っかかって曲がってしまったのであきらめて新しいガスケットを注文しました。
当然こちらのシリンダーのトップ部分も、ガスケットのカスがないようにきれいに取り去ります。
こういう気密の必要な部分は全てゴミのないきれいな状態を作るのが鉄則です。
きれいになったらガスケットをかぶせます。
位置決めのピンがあるから向きと裏表を合わせて載せれば大丈夫。
ここでクランクを回して1番気筒(写真で向かって左側)を上死点に持ってきます。
1番の上死点というのは組み立てるときの基準位置になるのできちんとあわさないとね。
ちなみにタイミングベルトの合わせマーク(クランクのプーリーに付いているマーキング)は下方向を向きます。
まわりの空間が狭いのでかなりやりにくいし、エンジンマウントとエキゾーストマニホールドが干渉するのでエンジンマウントを外してジャッキで対応しています。
再度ヘッドが載りました。
ガスケットの所を確認してきちんとはまっているか確認しておきます。
ここがずれてたらすき間があいてるって事だから圧縮漏れ起こします。
チェックしたらきれいにはまっていました。
ヘッドボルトを規定トルクで締めていきます。
締める順番は内側から右回りで締め付けます。
タペットカバーのゴムパッキンがきっちり入っているのを確認してタペットカバーを閉めます。
取りあえずこれを閉めておけばエンジン内部にゴミが入ることはないので今日の所はここまでです。
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