漂流号 おかわりエンジン組み立て編その7 腰下編

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お約束
この記事をまねしてエンジンを壊したり、ケガをしたとしても漂流工房では責任は取れません。
まねして作業をする場合は自己責任でお願いします。m(__)m
この記事はあくまでも漂流工房での作業記録としてアップしている物です。


2013.03.19.のお話し。

もう一度ヘッドを下ろしてシリンダーの研磨をすることにしたのは良いんだけど、通常はシリンダーの研磨をしようとするとエンジンそのものを車から降ろすことになります。
ハイゼットの場合はエンジンが車体の下側につり下げられるようにして載っているのでエンジンを下ろす場合は下側にエンジンを下ろしてボディをリフトで持ち上げます。

しかし漂流工房にはリフトがありませんから、エンジンを下に下ろしてもボディの下から出すことができません。(T_T) ウルウル

そこで車体にエンジン(シリンダーブロック)を残したままなんとか作業ができないかを先に検証します。
エンジンによって、ピストンを上に抜くタイプとクランクを外して下に抜くタイプとあるのですが、EF型エンジンがどちらなのか確認しておかないと作業が進みません。

幸いにしてドナーとなったおかわりエンジンがあるので分解してみて計画通りにいくかどうかチェックしてみることにします。

P1380291.jpg

オイルパンを外してクランクの様子を確認。
どうやらコンロッドのナット2個を外せばそのままヘッド側にピストンが抜けそうです。
(^。^;)ホッ
しっかし、スラッジで真っ黒になってるなあ。
オイル交換サボるとこんなになるのね。気をつけよう。

コンロッドキャップを取り外してみたら無事にピストンが抜けました。
P1380295.jpg

P1380305.jpg

やっぱりスラッジが付いてますね。
多少は仕方ないのですがこれはちょっと多い気がする。

こちらが大メタル
P1380309.jpg

オイル切れのためにクランクシャフトと大メタルとの間でカジったあとがあります。
こうなっちゃうとクランクも研磨、メタルもサイズ違いの部品を発注して交換する事になるので大修理ですね。
しかし、これはおかわりエンジンの方。使おうと思っている漂流号のエンジンはまだ開けていないので分かりません。
こんな状態にはなってないと思います。

これでエンジンを下ろさずにシリンダーの作業ができることが分かったので一安心。
おかわりエンジン丸ごと買っといて良かったわ。

ピストンリングの取り外しもちょっと練習しておきます。
ピストンリングってすぐに折れちゃうので事前に練習して本番で折らないようにしなくっちゃ。


さて、エンジンの方のばらし方が分かったので漂流号の冷却水系統のチェックをしておきます。
バンパーを外すとラジエターがむき出しになるので冷却水を抜いた後ホースと電動ファンのコネクターを外してラジエターを取り外します。

P1380314.jpg

ラジエターの裏側にあるこの配管2本が室内のヒーターコアに繋がる配管。

P1380320.jpg
これが「サビなどで詰まっているかも?」という仮定が正しいかどうかを確認するためにここにエアを吹き込んでみると、、、、普通にエアが出てきます。
あれ?詰まってないや。
仮定は間違いか。
せっかくだから高圧洗浄機で水を流して洗っておくことにしました。
排水側に適当なホースを繋いで洗浄機でブシャーッと。
やっぱり汚れは出てきました。きれいになったからまあ良いか。

冷却水の吹き返しの原因はもう少し考えてみないといけないけど、可能性が一つは消えたからちょっとは進歩です。

と言うことで今日はここまで。

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このページは、漂流ハイゼットが2013年4月 5日 23:23に書いたブログ記事です。

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