またまた長文です。m(__)m
前回の記事、「LED比較実験 その1 エントリーしたライトの紹介編」からの続きです。
しつこく注意書きですが、この実験結果は私が個人的に試した物であってこの製品の性能の一部分を計測したに過ぎません。
LEDが出しているスポット的な光の中でもっとも明るい部分の明るさを計測していますのでそれぞれのLEDの配光特性によってこの数値は大きく変化します。
同じ光量(ルーメン)のLEDであっても、光が広がるタイプは暗くなり、逆にスポットライトのようなタイプは明るくなります。
その辺を加味した上で参考としてご覧になってください。
m(__)m
12VタイプのLED
バッテリー(電池)タイプのLED
結果発表!!
結果表は画像データになっています。
クリックすると元のサイズになります。
画像なので見づらいかもです。
ブログに表をアップする方法が分かりませんでした。m(__)m
ここで明るさの目安です。何かをする時にこのぐらいの明るさが欲しいってことです。
50〜300ルクス リビングなどでのんびり出来るぐらい。
300〜550ルクス 食事の時の照明
550〜1000ルクス 勉強や読書など
1000〜1500ルクス ワープロ、精密作業、手術など。
参考にしてくださいませ。
漂流的結果の考察です。
この実験で重要になると思われる数字は50センチ離れた時の明るさluxです。
車内での状況を考えてみると、地図などを見る場合だいたいライトから50センチ程度離れていますのでこの距離で計測しています。
蛍光灯の設置してある部屋のテーブルの上の照度がだいたい100〜300ルクス程度が多いのでこの表の中で100ルクスを超えていれば不満のない明るさという事になると思います。
車内はもっと暗くても人間の目が慣れてくるのであまり不満は感じませんけどね。
次に50センチと20センチの明るさの比較です。
光は広がりながら伝わっていきます。
当然のことながら光源(LED)からの距離が近ければ近いほど明るくなります。
しかし、スポット的に光が広がらないタイプの場合は近い場合と遠い場合で数値の変化が少なくなります。
遠くに離れても明るさが変わらない代わりに照らしている範囲が狭いという特徴を表しています。
12Vタイプ(1〜8番まで)の考察
12VLEDの明るさが思った以上に暗かった。
この中でもっとも明るかったのが4番の白色LEDルームランプ3X6で、140ルクス(50センチ)でした。
タイプ的には少し古い物ですが、18灯ものLEDを装備してまさに数で勝負。
その分消費電力も多くて約1.2W消費します。
そして僅差で2番手に続いているのが
8番のSS LIGHT社製3チップLEDモジュール(ホワイト白色)の130ルクス(50センチ)
3番手が7番のSS LIGHT社製3チップLEDモジュール(ウォームホワイト電球色)100ルクス(50センチ)ここまでの3つが100ルクス越え。
ルームランプとして必要十分なのがこのぐらいの明るさですね。
電球色の方が暗い数字になったのは電球色の光の色のためだと思います。
暖かみのあるオレンジ系の電球色は人間の目には少し暗く感じるのですが、色合いも大事な要素ですから一概に色が一番という風には思わないでくださいね。
予想通りというか、感じていたとおり一番暗かったのはノーマル電球の30ルクス(50センチ)。
しかし、電球の場合は360度光が広がるため数値的には低くても全体をぼんやり照らすことが出来るため利用価値はありますね。
どうしても消費電力が大きいのでそちらの問題はありますが。
2番と3番の電球型のLEDは明るさ的にはノーマルのせいぜい2倍程度。
しかし、消費電力は1/10以下になるため電力を下げたいという場合や、簡単に交換したいという場合は有効です。
12Vタイプのまとめ
*明るさはだいたい同じぐらいで消費電力を下げてメインバッテリーの負担を少なくしたい。
*お手軽にポン付けしたい。
この場合は電球型のLEDがおすすめ。
電気の知識や専用の工具とか不要で簡単にLED化できます。
*多少取り付けに手間や加工があっても良いから明るくしたい。
この場合は4番のようなプレートにたくさんLEDが並んでいるタイプがおすすめ。
ルームランプの中の空間があるかどうかなど多少の制限はありますね。
バッテリータイプ(9〜13番まで)の考察
次にバッテリータイプです。
計ってみて驚いたのは電池タイプが驚くほど明るいこと。
もっともハイパワーなのはスナップオン製LEDライト
乾電池で2.3W、950ルクス(50センチ)という明るさをたたき出してくれました。
4000ルクス(20センチ)という今回の計測での最高の明るさです。
このライトは上半分が'自由に角度調整出来ますし、車外の持ち出して緊急修理とかでボンネットの裏に磁石で取り付けることも出来ますから便利に使えますね。
次がコストコ防水ソーラーライト
750ルクス(50センチ)という明るさで2番手。だけど20センチの明るさになると1800ルクスと3位タイ。
このライトはスポットタイプなので距離の変化で明るさの変化が少ないという特徴が良く現れています。
3番手にOHM社製スイッチ式LED手元灯 LM−120(強モード)
660ルクス(50センチ)と必要十分な明るさ。
弱モードでは200ルクス有りますから弱モードでも十分ですね。
4番手が24LEDワークライト
600ルクス(50センチ)の明るさをたたき出していますが、この時電池が新品ではなかったため電圧が下がってしまっています。
新品ならもう少し明るくなる可能性がありますね。
5番目がイケアのソーラーライト。
実はイケアのライトにとってはかなり計測条件が不利でした。
320ルクス(50センチ)の明るさは暗く感じるかもしれませんが、イケアのライトには凸レンズが組み込まれており、光を広い範囲に拡散するようになっています。
ですから広い範囲を照らせる反面明るさ自体は暗くなります。
バッテリータイプは配線不要というお手軽さと十分すぎるほどの明るさを持っていますからまさに買いです。
それぞれのLEDライトに特徴があり、明るさだけでは決められない部分がありますが、それこそ適材適所で使い分けるのがおすすめ。
総合機能で私が選んだベストLED照明は
イケアのソーラーライトです。
明るさも十分あるし、配光特性がものすごく均一に照らしてくれるので読書などでも目が疲れるってことも少ないと思います。
その上、バッテリーユニットを日向においておくだけで充電までしてくれるし、中のバッテリーそのものも交換可能ですから長く使えますしね。
照明の向きも自由自在に向けられますから使い勝手がとても良いです。
イケアにしか売ってないんで地方に住む私には手に入れにくいことが問題ですが。
(^^ゞポリポリ
何かの参考になれば幸いです。
