2013年4月アーカイブ

先週の土曜日(2013.03.30)のお話しです。

大阪在住のsigさんが、香川に友達を連れてうどんを食べに来るというのでおすすめのお店を紹介していました。
本当ならお店の道案内等をしてあげたかったのですが、残念ながら土曜日は仕事。
次の日曜日は広島県でレースに行くことが決まっていたのでお会いできないかと思っていたのですが、土曜日の夜に少しだけ時間が出来そうなので宿泊地におじゃましてお話しさせてもらいました。
(^−^)

着いてからさっそく香川のお土産の「しょうゆ豆」と「うどんしょうゆ」を差し上げます。

しょうゆ豆は香川の郷土料理で煎ったそら豆をだししょうゆに漬け込んだ豆で煮豆とはちょっと違う食感が楽しめます。
後で知ったんだけど、こういう料理って意外と他の地方にないんですね。

喜んでもらえて良かったです。

そうこうしてると逆にRAMさんからお土産をいただいちゃいました。(喜)

P1380715.jpg

「りんごはちみつジンジャーシロップ」
その名の通り、りんごとはちみつ、ジンジャー(生姜)が入っています。

写真はすでに開けて飲んじゃってます。
飲んでから写真撮ってないのに気がついた。
(^^ゞポリポリ

炭酸で割って「りんごはちみつジンジャーエール」が定番のようですが、炭酸がないのでお湯割りにしてみました。

まずは一口。
生姜の香りと味が来てからほのかにりんごとはちみつが来ますね〜〜。
ちょっと濃すぎたかな。もう少しお湯を足してもう少し薄めで。
うん!(^-^)コレなら飲みやすくておいしい。

珍しい物をありがとうございました。

いろいろ話をしてるとRAMさんがおもしろいというかかなり機能的な物を見せてもらいました。

固形燃料を使うタイプのコッヘル?鍋セット?と言うか、分類には困るんだけど、軽くて一人分の料理なら十分過ぎるほどに使える調理器具です。
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固形燃料の専用ゴトクと鍋大、鍋小、蓋大、蓋小、燃料が全て一つの袋にコンパクトに収まります。

P1380727.jpg

素晴らしい部分はここ。
ゴトクの部分と鍋の底がぴったりとはまり込む構造になっているので屋外の多少不安定な所でもきちんとゴトクの上に載せられます。
軽い装備の場合ゴトクの上に置くだけだとどうしてもバランスを崩しやすいからこういう工夫があるのは重要ですね。

鍋の内側に水量の目安になるメモリがあるし、小さい方の鍋にはかなりしっかり閉まるタイプの蓋がセットされています。
これならごはんが炊けそうです。
固形燃料の量を調整したら釜飯セットのように放置炊飯が出来るかもしれません。

メーカーはと言うと、、、国産品、「ミズノ」ですよ。
こんな良い物出してたんだ。

だけどもうすでに製造中止になってるそうで、今となっては手に入らないのが残念。
良い物なので大事に使ってくださいね〜〜。

RAMさんの車を見せてもらったりいろいろな話をしているとあっという間に11時。
そろそろ出発しないといけないのでここでお開きに。

sigさん、RAMさん、楽しい時間をありがとうございました。また香川に来た時には是非お会いしましょうね。
(^^)/~~


生活習慣病
がんばって今日2回目の更新。

1012.03.19.(火曜日)
一日頭を冷やして冷静に状況分析をします。


まず、エンジン自体はかかったし、タペット音などの異音はなかったからヘッドの組み立て作業そのものに問題はなかった。

そうすると問題なのはあの白煙と、冷却水の温度上昇の二つ。

まずは白煙の方から検証
ヘッド側のステムシールは新品なのでオイル下がりは発生しないはず。

エンジンの回転が上がると白煙が増えると言うことはオイル上がりの特徴だから白煙はオイル上がりと考えるのが妥当でしょう。
分解時にエキゾーストマニホールドに流れ込んだオイルや冷却水の可能性は否定できないけど、エンジンの温度が上がった状態でも出ていたのであまり考えにくいと思う。

オイル上がりと仮定して考えられる原因は

「シリンダーとピストンとの密着が悪い」
ピストンリングが固着してそのすき間からオイルが燃焼室に流れ込んでいる。
しかし、漂流号はオイル管理は良いはずだからピストンリングの固着というのは考えにくい。
ヘッドクラックがいつから発生していたのかは分からないけど、エンジン停止時にヘッドから漏れ出た冷却水がシリンダーにたまり、エンジンをかけた時にピストンリングにスラッジとして固まったのかも?

「シリンダーに傷が入っている」
シリンダーの傷といってもオイルがきれいな状態を維持していたから走行距離相応の傷はあるだろうけどかじったような深い傷はないと思う。
これに関してはもう一度開けてみないと分からないなあ。
ヘッド下ろした時にじっくりチェックしとけば良かった。

「ブローバイガスを戻すPVCバルブの固着」
このバルブが固着して閉じたままだとクランクケースの内圧が上がってオイルが燃焼室に入ることもあるらしい。

これはチェックしてみたけどブローバイガスの固着は無さそう。
それらしき配管をチェックしてみたけど詰まりや固着は発見できませんでした。

「オイルに水が混ざっているために気密性能が落ちてオイルが燃焼室に入った」
これはあると思う。
オイルパンの中に残っている水分があるはずだから。

このどれかだと思うんだけど、中でも可能性が高いのはピストンリングの固着ではないかと。

次に冷却水の吹き返し。

可能性としては
「おかわりエンジンにもヘッドクラックが入っている」
コレは無いな。入念にチェックしたし、冷却水は冷えている時に吹き返しはなかったから。

「エア抜きが不完全でヘッドの水量が少なかった」
コレはあるかも。
漂流号の構造上、ラジエターキャップよりも上にヒーターの配管系統があるからエアが抜けにくいのと、ヒーター回りまでのチェックをし忘れていたから。

「ヒーター水路がゴミなどで詰まっている」
コレも考えられる。ヘッドから冷却水のルートはヘッドから直接ヒーターコアに行くルートとサーモスタットを経由してラジエターに行くルートの2つ。
ヒーターコアに行くルートの方が詰まって水が流れないとヘッドの上側に水蒸気がたまってその水蒸気が吹き返しの元になりうる。
以前に冷却水管理を失敗した時にラジエーター内にサビなどの異物があったからそれがヒーターに残っていたかもしれない。


どっちにしても直すためには腰下を開けるしか方法はないから開けることに決定。
腰下まで分解するとなると通常はエンジンを下ろすんだけど、残念ながら漂流工房に2柱リフトがないのでエンジンを下ろすことは出来ません。
なんとか工夫してシリンダーブロックを車体に残したままピストンを抜く方法で腰下の修理にチャレンジします。

幸か不幸か、おかわりエンジンがあるので分解前に先におかわりエンジンでオイルパンの分解方法や必要な工具や材料をシミュレーションしておきます。


普通に車屋さんだと絶対載せ替えするでしょうね。
その方が作業も早いし、作業工賃も安くなりますから。
(^^ゞポリポリ

と言うことでこれから腰下編に突入します。
車検が4月なのでそれまでに何とかしないといけないというタイムリミットがありますからがんばりますよ〜〜。


定期預金
2013.03.18.(月曜日)のお話し。
相変わらずアップに時間がかかってるなぁ。(^^ゞポリポリ

お約束ですがまねして作業される場合は自己責任でお願いします。
あくまで漂流工房での作業記録ですから。


取りあえずエンジンヘッドが載ってオルタネーターベルトなどが取り付けできました。
残っているのは各種配管や配線などの接続。

P1380253-1.jpg

この時に効いてくるのが分解時に忘れずに付けておいたタグです。
青丸の所のようにコネクターやホースのジョイントなど切り離す所には全てマジックで番号を書いておきます。
こうすると繋ぐ場所が分からなくなっても同じ番号の所に接続すれば元の位置に接続できます。
今回のように長丁場での作業の場合はまず間違いなく分からなくなりますし、時間が短くても良く似た部品の場合は数字を書いておいた方が良いです。
当然、コネクターなどの両方に同じ番号を書くんですよ。
直接書きたくない場合はテープに書いて貼っておくと良いです。
こうすれば後でテープを剥がせば良いので。
今回は私の車ですし、別に文字を書いてても問題ないので直接書いてます。

全ての配線とホース類が接続完了したらもう一度接続忘れやボルトの締め忘れがないか片っ端から確認します。

確認の時は順番にユニットごとに確認していきます。
締めた後、指さしと実際に声に出して確認すると良いです。

取り外していたシフト回りの部品の取り付け。
P1380258.jpg

シフトリンケージやサイドブレーキのワイヤー、カバーなど細々した物を取り付けます。

エンジンに新しいオイルを入れます。
オイルパンの中に排出しきれなかった水が残っているのでこのオイルは短期間で交換予定です。
漂流号の規定量、2.4L(オイルとオイルフィルター交換時)を計って入れます。
P1380261.jpg

P1380263.jpg

次は冷却水です。
S100Vハイゼットはライトの間のパネルを外すとそこにラジエーターがあります。
P1380266.jpg

「HIJET」のロゴがある所ね。
外しにくいけど、車内の足元のパネルの奥にあるオレンジの部品を左に回して外すとロックが外れてフロントパネルが取り外しできます。

P1380268.jpg

ラジエターキャップが奥の方にあって冷却水が入れにくいのでペットボトルの底を切り取り、ネジの部分にビニールテープを巻いた簡易じょうごを作ります。
ネジの部分にビニールテープを巻いて、ラジエターの口とぴったりのサイズにすると、押し込むだけでじょうごが固定されてなおかつエア抜きもやりやすくなります。

P1380272.jpg

正式なやり方はLLC(ロングライフクーラント)を濃度30%で希釈してから入れるべきなのですがS100Vハイゼットの冷却水容量は4L位なのでエンジン内で混ざるから先にLLC原液2Lを入れちゃって残りは水を入れます。
これでだいたい30%以上50%以下の濃度になる計算です。
これは香川県のようにあまり気温の下がらない地域での方法です。

冷却水濃度が変わると冷却水が凍らない温度が変わります。
濃度30%だと凍結温度がマイナス15度
濃度40%だと凍結温度がマイナス24度
濃度50%だと凍結温度がマイナス35度
濃度60%だと凍結温度がマイナス54度

濃度が上がると凍結温度が下がるので凍りにくくなりますので、寒冷地ではその土地の最低気温に合わせて濃度が濃くなっています。
ただし、濃度が上がりすぎると冷却性能も下がりますので上限は60%です。
逆に濃度が薄すぎると一緒に入っている防錆剤(さび止めの薬品)の濃度が下がりますのでエンジン内部が錆びやすくなります。
そのためにLLCの濃度は30%以上60%以下で使うように指定されています。
お住まいの地方での気温に合わせて調節してくださいね。

フロントパネルを外すと、冷却水の交換の仕方を説明しているシールが貼ってあります。
助手席の下のエンジンルームにエア抜き用の配管とキャップがあり、ここからあふれるまで冷却水を入れます。

P1380276-1.jpg

冷却水が漏れるまで入れたらキャップを閉めます。
漂流号の場合はキャップが古くていまいちなのでキャップではなく下側のホースを外してエア抜きしています。

その後さらにラジエターに入れていきます。
満タンになったらオッケー。

ラジエターキャップを閉めて準備完了。

最終チェックでクランクのセンターボルトにラチェットをセットして人力でゆっくりとクランクを2回転させます。
圧縮を感じながらもどこかで変にぶつかって引っかかる感じが無く回れば最終チェックが完了です。

さていよいよ火入れ(試運転)です。
しかしいきなりエンジンをかけると各部にオイルが回っていないので焼き付く可能性があります。
ですからエンジンが掛からないように点火コイル(スパークプラグに電気を送って火花を飛ばす部品)に繋がるコネクターを外しておきます。
こうすればエンジンが掛かりません。
こうしておいてセルでエンジンを回します。

10秒位ずつセルを休ませながらクランキング。
エンジンオイルの警告灯が消えるまでクランキングします。
こうするとエンジン各部にオイルが行き渡ります。
行き渡ったら点火プラグにコネクターを繋いでドキドキのエンジンスタートです。

キュルキュル ブォン〜〜〜〜〜〜

ヾ(>▽<)ゞ ウレシイ♪無事にかかった〜〜〜。
キャーq(≧∇≦*)(*≧∇≦)pキャー

でも浮かれてちゃいけない。
各部のチェックをしなくっちゃ。
メーター内のインジケーターでオイルの警告灯が消えてるか? OK
アクセルに反応して吹け上がってくるか? OK
タペット音(バルブをたたく音)はしてないか? OK
水温は上がってくるか? OK
ヒーターから温風は出てくるか? ん、おかしい。温風出てこない。
あれ?エア抜き不良かな???

排気ガスは? (◎_◎;) おっ!白煙吹いてるのが直ってない!
アクセル煽ると白煙が増えるからオイル上がりだろうなあ。

しばらく様子を見てると思ったよりも水温高い!
あ、冷却水がリザーバーに吹き返してきた。
やばいっ!このまま回すとマズイ!エンジン停止!
。・°°・(>_<)・°°・。


これはどこかに原因があるはず。
こういうときは冷静になってから整理して考えなくっちゃダメだから今日はこれで終了。

次回に続く。


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