2013.02.28(木曜日)
お約束
当然の話ですが、これは私がやった作業の記録ですからこれをまねして事故や損害が発生したとしても私はなんの責任もとりません。
あくまで漂流工房での作業記録と言うことでお願いします。
前回ヘッドが外れました。
ヘッドの燃焼室側はこんな感じ。
これからはヘッドに付いている部品を外していきます。
まずはロッカーアームを止めているシャフトを外します。
吸気側、排気側ともにボルト4本を外すとロッカーアームが外れます。
外したロッカーアームがこれ
かなりオイル焼けを起こして変色しています。
色は表面だけだからそんなにたいした問題じゃないんだけど、こうなってるって事はオイルをきちんと交換してなかった証拠なので部分的にオイル切れを起こして動きが悪くなっていたと言うことです。
左側が漂流号のエンジン。右側がおかわりのエンジン。
一目で分かるぐらいの違いです。
ロッカーアームを手で動かすと少し動きが渋かったので、どこかに影響が出てるはず。
そう思って調べてみたらカムシャフトにその影響が出ていました。
カムの一部にスラッジが付いています。
普通はここはロッカーアームがずっとこする場所だからこんな風に汚れが付くって事そのものがおかしい。
ロッカーアームの動きが悪くてカムの動きについてこれなかったんでしょうねえ。
たぶん本来の性能は発揮できてなかったでしょう。
この辺のパーツも漂流号の方が程度が良いなあ。
次はカムの後にくっついているデスビ(ディストリビューター)を取り外します。
これは取り付けの角度調整が必要なので現在の場所が分かるようにけがきで印を入れておきます。
デスビの組み合わせ部分は目印のラインが入っている方が上、カムは圧縮上死点へ。
タイミングベルトのプーリーのFマークを確認。
この二つを確認すれば元の位置に組み付け可能です。
デスビの2番気筒の端子がかなり傷んでいます。
どこからか水が入って端子が錆びたみたいです。
これも漂流号からの移植だなあ。
今日はここまで。
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