2013年1月アーカイブ

車中泊雑誌「カーネル」で私が執筆させてもらっている「漂流先生の電装まるわかり講座」で、どうしても誌面の文字数制限でカットされてしまったり、雑誌の文字数の少なさ故に誤解されるかも?という部分があるのは致し方ないとあきらめるしかないモノなのですが、私自身がブログを持っていることですし、ここで言葉足らずの部分を補えば良いということでこれから少しずつ役に立ちそうなことを書いていきたいと思います。

ブログバージョンって言っても内容的にはカーネルの内容と同じではあるのですが、雑誌では使えなかった顔文字や、私の下手なイラストなども公開しますのでその辺もお楽しみいただければ幸いです。(笑)
初心者対象ということもあり、読みやすさを優先していますので細かい部分や、ややこしくなるところは端折っているところがありますのでご了承くださいませ。
なお、私自身の勘違いなどがあって間違った情報が掲載されているかもしれません。お気付きの方はコメントで指摘していただけるとありがたいです。


それでは第1回は「サブバッテリーQ&A」です。
漂流ダラダラ長文の雰囲気をお楽しみくださいませ。(^_^;)



ビギナーの素朴な疑問にお答えします。

Q  開放型バッテリーと密閉型バッテリーの違いは?

A  開放型はバッテリー上部にキャップが6個付いているタイプです。密閉型は発生したガスを内部で吸収する仕組みがあります。

開放型は内部で発生したガスを逃がすためにバッテリーキャップに小さな穴が開いていてそこからガスを逃がしてバッテリーが壊れるのを防いでいます。
ガスが出るからってキャップの穴をテープなどでふさいだらバッテリーケースが割れて破損する可能性があるので絶対にふさがないでください。
充電電圧は14V程度で充電が可能です。


密閉型バッテリーは別名「MFメンテナンスフリー」「制御弁式バッテリー」などとよばれています。
ガスになって外に逃げていくことによって電解液が減ることを防ぐために酸素と水素を電極内に閉じ込めるようになっています。そのためにバッテリーからのガスの漏れはありませんが、過充電などの緊急時には安全弁が開いてガスを逃がします。
電極が少し特殊なため完全充電するときには15~16V程度の高めの電圧が必要。
ビルダーが装備するサブバッテリーはほとんどこちらですね。



Q  開放型バッテリーを充電するときにどうしてガスが出てくるの?有毒じゃないの?

A  ガス自体は水素と酸素ですから毒性はありません。
だけど何かで火が付くと爆発的に燃焼しますからバッテリー室は換気を良くしてください。
(°口°;) !!萌えるの?燃えるの?

大電流で過充電するのでなければガス自体の発生量が少ないので換気が良ければあまり大きな問題にはなりにくいです。

バッテリーというのは電気を電気の状態(電子)で貯めているわけではありません。というよりも電子の形で溜めてもほんの少ししか充電が出来ません。
ではどうしているかというと、鉛と硫酸イオンの化学変化を利用して電気を蓄えています。(鉛バッテリーの場合)
実はバッテリーというのは小さな化学プラントなのですよ。
ガスが出るのは充電の時だけで、普段は電気のエネルギーは鉛電極から硫酸イオンを引き離すために使われますが、その反応が進んでもう反応する成分が無くなってくると今度は電解液の中の水が電気分解され始めます。
中学校でやる化学の実験で水の電気分解と同じです。
この時に出てくるガスは水素(H)と酸素(O2)です。

車内に設置する場合は密閉型バッテリー(制御弁型バッテリー)が安全なのでおすすめします。
密閉型バッテリーは発生した水素を電極で余分に吸収するようになっていますので、通常使用ではガスがバッテリーから外に漏れることはありません。ただし、過充電の場合は吸収が間に合わずガスが漏れることがあります。


Q  5時間率と20時間率って何?

A  どちらもバッテリーに溜められる電気の量を表したものですが、計測のしかたの違いです。

国やバッテリーの用途によって表示方法が決められていて日本では5時間率、ヨーロッパ、アメリカでは20時間率となっています。
例えば100Ahの容量というのは100Aの電流を1時間使えるという意味です。
5時間率だと20Aの電流を5時間流せるという意味になり、5時間X20A=100Ahになります。
20時間だと5Aの電流を20時間流せるということで20時間X5A=100Ahです。
どれも同じ数字なので同じ容量という事になりますが、実際には5時間率の方が容量は大きくなります。
バッテリーは化学変化で電気を溜めていますから短い時間でたくさんの電流を流す(5時間率)というのは内部の化学変化が追いつかなくなります。ということは放電途中でバッテリーがギブアップしてしまうわけです。
逆に少ない電流で20時間かけて放電する場合は化学変化する時間があるので取り出せる容量が大きくなります。
ゆっくり歩けば10キロ歩けても、ダッシュしたら途中で疲れてダウンするようなものですね。
当然のことながらダッシュで100Ah走れる5時間率のバッテリーの方が容量が大きく性能が良いですよ。

P1320003-2.jpg

Q  鉛バッテリーを放電したまま充電しないとどうなるの?

A  鉛バッテリーは過放電には極端に弱い性質があるためすぐに使えなくなってしまうこともあります。

使い放しで空になったままのバッテリーの電極の上では硫酸鉛(PbSO4)が生成されます。この硫酸鉛は硬くてもろい上に電気を流しません。すぐに充電すればこの硫酸鉛は還元されて二酸化鉛(PbO2)と硫酸(SO4)になり、またバッテリーが使えるようになります。

問題は、この硫酸鉛が電極をふさいだままの状態(放電状態)で放置すると硫酸鉛がそのまま固まってしまいます。
そうなると、電気(電子)のやりとりをしている電極を電気の流れない物で覆っている訳ですから電極が小さくなったのと同じ事でバッテリーの能力が下がっていってしまいます。
このことを「サルフェーション」といってバッテリー劣化の原因の一つです。
しかもサルフェーションを起こしたバッテリーは振動などで硫酸鉛(PbSO4)が電極からはがれ落ちると元に戻ることはありません。
はがれ落ちた分だけ電極が小さくなるんですからいくら充電しても性能は落ちたままです。
パルス電流でサルフェーションを解消するというグッズも売られていますが脱落した電極を元に戻すことは出来ません。

最良の使い方は放電したあとは出来るだけ早く充電をして満充電の状態を維持することです。
放電したあと「まあいいや」ってほおって置くとすぐにバッテリーが劣化してしまいますよ。
一番多いのはキャンプに出かけてサブバッテリーを使って放電状態で家に帰ってきてから後片付けに疲れたから充電今度でいいやってそのまま忘れちゃったパターン。
これをやっちゃうとものすごく劣化が進みます。気をつけてくださいね。

P1310999-2.jpg

イラストはややっこしく書いてますが、電極が壊れてることが分かってもらえれば十分です。


Q  使わないときでも家庭で充電した方が良いの?
Q  自然放電って何ですか?

A  使わないときでも1ヶ月に1度は家庭で充電することをおすすめします。

鉛バッテリーに限らず、電池には「自然放電」「自己放電」という性質があります。
これは満充電の状態で使わずに保管していても時間がたつと電池そのものが内部で勝手に放電して電気が無くなっていくことです。
普通の乾電池に使用推奨期限が表示されているのも自然放電で電気が無くなっていくので使用推奨期限までは普通に使えるだけの電気があるという目安です。
乾電池の場合はおおむね2年〜5年です。
それに比べて鉛バッテリーなどの充電できる電池(二次電池)は自然放電の量が多く、1日当たり0.1%~1%(20℃)の容量の電気が減っています。
自然放電が1%とすると、満充電の状態から100日でバッテリーの電力が空になってしまいます。
3ヶ月充電しない(車に乗らない)状態だとバッテリーが上がっている事がありますのでそれまでに充電してくださいね。
それに車には「待機電力」というものが有り、車の時計や、エンジンコンピューターのバックアップ電源、オートロックの待機電源など乗っていないときでも少しずつバッテリーの電気を消費しています。
乗らないとバッテリーが上がってたというのはこれも原因の一つです。




いかがだったでしょうか?
続きはありますが、長くなりますので続きはまた今度です。
バッテリーってちょっとおもしろいかなって思ってもらえれば幸いです。
m(__)m
封筒を使って貯蓄
年末に修理はできてたけどアップするのが遅れちゃった。
(^^ゞポリポリ

単純にスイッチが壊れているだけなのでスイッチの交換だけで修理完了です。

で、ホームセンターで買ってきたスイッチがこれ。

P1350497-1.jpg

ってすでに分解されてますが。(笑)
当然白い方が新しい物ですよ。

よくコタツの電線に付いている「中間スイッチ」です。
だいたい300円程度。

で、このスイッチを選ぶときにちょっと注意点が。
中間スイッチで、よく売っている物は大きいのと小さいのになるのですが、この2つの違いは許容電流の関係で大きさが違います。
許容電流っていうのはこのスイッチに流してもいい電流のことでその上限が決まってるんですね。
それ以上流すとスイッチが壊れてもメーカーは知らないよっていう限界です。

大きいスイッチには7A、小さいスイッチには3Aと書かれています。
電気毛布はというと、48Wって書かれてます。これは消費電流なんで電流値じゃないです。
だけど計算で電流値が出ます。
48W ÷ 12V = 4A
ということで約4A流れます。
これじゃ小さい方の3Aのスイッチの能力超えてます。
元のスイッチのように溶けたりしてトラブルの元になるので小さい方は使えません。

で、7Aの大きい方を買ってきましたよ。
ダラダラ説明終わり。(笑)


P1350503-1.jpg

ネジに巻き付ける向きは写真の通り右回りね。
右回りにねじって右回りにネジに締め付けるとネジを締めたときに芯線がばらけにくくなるのでこうしてくださいね。
芯線の1本だけ隣の端子に当たっていたりするとショートしますよ。

P1350509-1.jpg

スイッチの端子にネジがあるタイプなので電線を剥いてネジに巻き付けて締めればOK!

後は裏蓋を締め付けて修理完了です。

P1350504-1.jpg

12Vの電気毛布や電気寝袋を持っていてあったかくないなあとか、スイッチがぐらぐらしてるなあという場合はチェックしてみると良いですよ。

これでぬくぬくっ!(o^^o)ふふっ♪

そうそう、この方法は普通のコタツの中間スイッチが壊れたときに交換するのと同じですよ。

マンションで光ファイバー契約
新年あけましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。
今年もよろしくお願いいたします。

P1350516-1.jpg

今年もフラフラと漂流しますのでどこかでお会いできたときにはよろしくお願いしますね〜〜。
(^-^)

ちなみに画像は香川県のお雑煮
白味噌仕立てであん餅入りです。
証拠写真(笑)
P1350517-1.jpg


お見合いパーティーで成功したい
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